「Slackを導入したけど、メールの代わりに使うだけになっている」「チャンネルが乱立して情報が見つからない」「もっと効率的に使いたい」
<a href="https://slack.com/intl/ja-jp" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">Slack(スラック)</a>は、単なるチャットツールではなく、チームのコミュニケーションと生産性を向上させるプラットフォームです。正しく活用すれば、業務効率が大幅に改善します。
Slackは現在、<a href="https://www.salesforce.com/jp/" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">Salesforce</a>の傘下にあり、世界中で日間アクティブユーザー数2,000万人以上、有料顧客15万社以上が利用しています(2023年時点、<a href="https://slack.com/intl/ja-jp/about" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">Slack公式</a>より)。
本記事では、Slackの基本から応用的な使い方まで、実際の導入事例を交えて詳しく解説します。
Slackとは
Slackの特徴
Slackは、2013年にスチュワート・バターフィールド氏(Flickrの共同創業者)が立ち上げたビジネスチャットツールです。「Searchable Log of All Conversation and Knowledge」の頭文字を取って名付けられました。
主な特徴:
- チャンネルベースのコミュニケーション - 話題・プロジェクトごとに会話を整理
- 豊富な外部サービス連携 - 2,600以上のアプリと連携可能
- 強力な検索機能 - 過去のやり取りを簡単に見つけられる
- ファイル共有・管理 - ドラッグ&ドロップで簡単共有
- ハドルミーティング - ワンクリックで音声・ビデオ通話
料金プラン(2026年1月時点)
最新の料金は<a href="https://slack.com/intl/ja-jp/pricing" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">Slack公式料金ページ</a>でご確認ください。
| プラン | 月額料金 | 主な機能 | おすすめ |
|---|---|---|---|
| フリー | 無料 | 90日間のメッセージ履歴、10件の連携 | 小規模チームの試用 |
| プロ | 925円/ユーザー | 無制限の履歴、外部連携無制限、グループビデオ通話 | 中小企業 |
| ビジネスプラス | 1,600円/ユーザー | 高度な管理機能、コンプライアンス、SAML SSO | セキュリティ重視企業 |
| Enterprise Grid | 要問合せ | 大規模組織向け、無制限ワークスペース | 大企業・エンタープライズ |
注意点: フリープランは90日を過ぎるとメッセージが非表示になります(削除はされない)。業務で本格利用する場合は、プロプラン以上を推奨します。
導入効果の実例
導入事例:Web制作会社J社(従業員28名)
「以前はメールでのやり取りがメインで、1日に100通以上のメールを処理していました。Slack導入後、社内メールはほぼゼロに。情報共有のスピードが格段に上がり、プロジェクトの進行が20%以上早くなりました。特に、過去のやり取りを検索できるのが便利です」(代表取締役 山田様)
導入事例:IT企業K社(従業員120名)
「リモートワーク導入と同時にSlackを本格活用。チャンネル設計をしっかり行ったことで、『誰に聞けばいいかわからない』という問題が解消。ハドルミーティングで気軽に相談できる文化も生まれました」(情シス部門 佐藤様)
基本的な使い方
ワークスペースとチャンネル
ワークスペース: 会社やチーム単位で作成する、Slackの基本単位。通常は1社1ワークスペースです。
チャンネル: 話題やプロジェクトごとに作成するコミュニケーションの場。Slackの最も重要な概念です。
チャンネルの種類:
- パブリックチャンネル(#) - ワークスペース内の誰でも参加可能
- プライベートチャンネル(🔒) - 招待されたメンバーのみ参加可能
使い分けのポイント:
- 基本はパブリック(情報の透明性)
- 人事・経理など機密情報はプライベート
- プライベートは後からパブリックに変更できない
メッセージの送信
基本操作:
- チャンネルまたはDMを選択
- メッセージ入力欄にテキストを入力
- Enterキーで送信(Shift+Enterで改行)
メンションの使い分け:
| メンション | 通知対象 | 使いどころ |
|---|---|---|
| @ユーザー名 | 特定の人 | その人に返事が欲しいとき |
| @channel | チャンネル全員 | 重要・全員必読の連絡 |
| @here | オンラインの人 | 今見てほしい人向け |
マナー: @channelは本当に全員に見てほしいときだけ使う。乱用すると通知疲れを招きます。
スレッド機能
メッセージへの返信はスレッドで行うと、チャンネルが整理されます。
スレッドのメリット:
- チャンネルのタイムラインが散らからない
- 話題ごとに会話がまとまる
- 後から経緯を追いやすい
- 関係ない人への通知を減らせる
使い方:
- メッセージにカーソルを合わせる
- 吹き出しアイコン「スレッドで返信」をクリック
- スレッド内でやり取り
ポイント: チームで「返信は基本スレッドで」というルールを徹底すると、チャンネルの可読性が大幅に向上します。
リアクション(絵文字)
絵文字でメッセージに反応できます。これがSlackの生産性を高める重要な機能です。
活用例(社内ルールを決めると効果的):
- ✅ 確認しました / 対応完了
- 👀 見ています / 確認中
- 👍 了解 / 賛成
- 🙏 お願いします / ありがとう
- 📝 メモしました / 記録済
- ⏰ 後で対応します
- ❓ 質問あり
メリット:
- 「了解しました」だけのメッセージが不要に
- 既読確認の代わりになる
- チャンネルが静かに保たれる
- 投票にも使える
チャンネル設計のコツ
チャンネル設計はSlack活用の成否を分ける重要なポイントです。
チャンネルの命名規則
一貫した命名規則を設けると、チャンネルが探しやすくなります。
推奨命名例:
#general - 全社連絡(デフォルト)
#random - 雑談(デフォルト)
#announce-重要 - 重要なお知らせ(投稿制限推奨)
#announce-人事 - 人事関連のお知らせ
#team-営業 - 営業部
#team-開発 - 開発部
#team-マーケ - マーケティング部
#proj-〇〇 - プロジェクト名
#proj-新規LP - 例:新規LP制作プロジェクト
#help-IT - ITサポート・質問
#help-経費 - 経費精算の質問
#help-総務 - 総務への問い合わせ
#bot-github - GitHub連携通知
#bot-alert - システムアラート
命名のポイント:
- プレフィックス(team-, proj-, help-など)で分類
- 日本語より英語の方がソートが安定
- 長すぎない名前(目安20文字以内)
推奨チャンネル構成(中小企業向け)
必須チャンネル:
- #general - 全社的なお知らせ(会社イベント、休日連絡など)
- #random - 雑談・カジュアルな話題(業務外の交流)
お知らせ系(投稿制限推奨):
- #announce-重要 - 経営陣からの重要連絡
- #announce-人事 - 入退社、異動、評価関連
チーム系:
- #team-〇〇 - 部署・チームごとの日常会話
プロジェクト系:
- #proj-〇〇 - プロジェクトごと(終了後はアーカイブ)
サポート系:
- #help-〇〇 - 質問・依頼用(ITサポート、経費、総務など)
チャンネルの整理
月1回の棚卸しを推奨:
- 30日以上投稿がないチャンネルをリストアップ
- 使われていないチャンネルをアーカイブ
- 重複チャンネルの統合を検討
- 命名規則に沿っていないチャンネルを修正
セクション機能の活用: サイドバーでチャンネルをグループ化すると、大量のチャンネルも整理できます。
- ⭐ お気に入り - よく使うチャンネル
- 📁 チーム - 所属チームのチャンネル
- 📋 プロジェクト - 担当プロジェクト
- 🔔 通知 - botからの通知
効率的な使い方
キーボードショートカット
Slackはキーボード操作が充実しています。覚えると生産性が格段に上がります。
| ショートカット | 機能 | 使用頻度 |
|---|---|---|
| Ctrl/Cmd + K | クイックスイッチャー(チャンネル・人の検索) | ★★★ |
| Ctrl/Cmd + F | ワークスペース内検索 | ★★★ |
| Ctrl/Cmd + Shift + M | 自分へのメンション一覧 | ★★★ |
| Ctrl/Cmd + Shift + A | 未読メッセージ一覧 | ★★ |
| Ctrl/Cmd + ] / [ | チャンネル履歴を前後移動 | ★★ |
| Esc | 未読をすべて既読にする | ★★ |
| Ctrl/Cmd + / | ショートカット一覧表示 | ★ |
特に覚えてほしいのは Ctrl/Cmd + K。チャンネルやDMへの移動がマウス不要になります。
検索の活用
Slackの検索機能は非常に強力です。「あの話どこでしたっけ?」がすぐ解決します。
検索オプション:
from:@田中 - 田中さんの投稿を検索
in:#team-営業 - 営業チャンネル内で検索
has:link - リンクを含むメッセージ
has:file - ファイルを含むメッセージ
has:reaction:✅ - ✅リアクションがついたメッセージ
before:2025-01-01 - 2025年1月1日以前
after:2025-01-01 - 2025年1月1日以降
"完全一致フレーズ" - フレーズ検索
組み合わせ例:
from:@田中 in:#proj-新規LP has:file - 田中さんがプロジェクトチャンネルで共有したファイル
"見積書" after:2025-01-01 - 2025年以降の「見積書」を含むメッセージ
リマインダー
自分や他の人へのリマインダーを設定できます。
スラッシュコマンド:
/remind me to 報告書を提出する at 5pm
/remind me to 会議の準備 tomorrow at 9am
/remind @田中 to 資料を送る in 2 hours
/remind #team-営業 to 週報提出 every Friday at 10am
メッセージからリマインダー:
- メッセージにカーソルを合わせる
- 「...」→「後でリマインドする」
- 時間を選択
外部サービス連携
Slackの真価は外部サービスとの連携にあります。<a href="https://slack.com/intl/ja-jp/apps" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">Slack App Directory</a>には2,600以上のアプリが登録されています。
人気の連携アプリ
プロジェクト管理:
- <a href="https://asana.com/ja" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">Asana</a> - タスク管理
- <a href="https://trello.com/ja" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">Trello</a> - カンバン式タスク管理
- <a href="https://www.notion.so/ja-jp" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">Notion</a> - ドキュメント・ナレッジ管理
- <a href="https://www.atlassian.com/ja/software/jira" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">Jira</a> - 開発プロジェクト管理
ファイル管理:
- <a href="https://www.google.com/intl/ja/drive/" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">Google Drive</a>
- <a href="https://www.dropbox.com/ja/" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">Dropbox</a>
- <a href="https://www.box.com/ja-jp" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">Box</a>
カレンダー:
- <a href="https://calendar.google.com/" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">Google Calendar</a>
- Outlook Calendar
開発:
- <a href="https://github.com/" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">GitHub</a> - PR、Issue通知
- GitLab
- CircleCI、GitHub Actions - CI/CD通知
Google Calendar連携の設定
- サイドバー下部の「アプリを追加」をクリック
- 「Google Calendar」を検索
- 「追加」→「Slackに追加」
- Googleアカウントで認証
できること:
- 予定開始前にリマインダー通知
- 会議中は自動でステータス更新
/gcal todayで今日の予定を確認/gcal create [タイトル]で予定作成
ワークフロービルダー
コードなしで自動化を構築できます。プロプラン以上で利用可能。
活用例:
- 新メンバー参加時に自動ウェルカムメッセージ
- 毎週月曜朝に週次ミーティングのリマインダー
- 特定の絵文字リアクションで別チャンネルに転送
- 日報フォームの自動収集
- 承認フロー(経費申請など)
チームでのルール作り
Slackは「どう使うか」のルールがあると、格段に生産性が上がります。
コミュニケーションルール例
【〇〇社 Slackルール】
■ チャンネル選択
・話題に合ったチャンネルで発言する
・迷ったら #random か #help-総務 へ
・新しいチャンネルを作りたい場合は #help-IT で相談
■ 返信・スレッド
・返信は基本的にスレッドで
・新しい話題は新規メッセージで
■ メンション
・@channel は緊急・全員必読のときのみ
・@here は「今」見てほしい人向け
・個人への連絡は個人メンション or DM
■ リアクション
・「了解」は 👍 で
・「確認中」は 👀 で
・「完了」は ✅ で
・詳細な返信が必要なら必ずコメント
■ 即レス不要
・Slackは非同期ツール、すぐの返信は期待しない
・緊急時は電話 or ハドル
・「おやすみモード」中は通知しない
ステータスの活用
自分の状況を伝えることで、コミュニケーションがスムーズになります。
ステータス例:
- 🏠 リモートワーク中
- 🏢 出社しています
- 🍽️ ランチ(12:00-13:00)
- 📞 会議中(自動設定も可能)
- 🎧 集中作業中(通知OFF)
- 🌴 休暇中(〇/〇まで)
- 🤒 体調不良のためお休み
Google Calendar連携 でミーティング中は自動でステータスが変わる設定も便利です。
通知設定
通知を適切に設定して、集中を妨げないようにします。
設定箇所: 環境設定 > 通知
推奨設定:
- 通知対象: メンションとDMのみ(全メッセージはNG)
- おやすみモード: 業務時間外は自動でOFF
- チャンネルごと: 重要度が低いチャンネルはミュート
よくある質問
Q. メールとどう使い分ければいいですか?
A. 一般的な使い分けは以下の通りです。
| 用途 | 推奨ツール |
|---|---|
| 社内の日常コミュニケーション | Slack |
| 社外とのやり取り | メール(またはSlackコネクト) |
| 正式な書面・契約関連 | メール |
| 記録として残したい重要事項 | メール |
Q. チャンネルが多すぎて追えません。
A. 以下の対策を試してください。
- 必要なチャンネルだけをセクションに整理
- それ以外はミュートに設定
- 「Ctrl/Cmd + Shift + A」で未読を一括確認
- 検索機能を活用(情報は後から見つけられる)
Q. Teamsとどちらがいいですか?
A. 組織の状況によります。
| 条件 | おすすめ |
|---|---|
| Microsoft 365をメインで使っている | <a href="https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-teams/group-chat-software" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">Teams</a> |
| 外部連携・カスタマイズ性を重視 | Slack |
| スタートアップ・IT企業 | Slack(業界標準) |
| 大企業・管理を重視 | Teams or Slack Enterprise |
まとめ
Slackを効果的に活用すれば、チームの生産性は大きく向上します。
Slack活用のポイント:
- チャンネル設計を整える - 命名規則、目的別構成、定期整理
- 基本機能を使いこなす - スレッド、リアクション、検索
- ルールを決める - メンションの使い分け、即レス不要の文化
- 外部連携で自動化 - カレンダー、タスク管理、通知
まずは今日から「返信はスレッドで」「了解は👍で」を始めてみてください。小さな改善の積み重ねで、チーム全体の生産性が変わります。
参考リンク
- <a href="https://slack.com/intl/ja-jp" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">Slack公式サイト</a>
- <a href="https://slack.com/intl/ja-jp/help" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">Slackヘルプセンター</a>
- <a href="https://slack.com/intl/ja-jp/apps" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">Slack App Directory</a>
- <a href="https://slack.com/intl/ja-jp/pricing" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">Slack料金プラン</a>
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※本記事の情報は2026年1月時点のものです。Slackの機能や料金は変更される可能性がありますので、最新情報は<a href="https://slack.com/intl/ja-jp" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">公式サイト</a>をご確認ください。
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