「DeepLの翻訳精度が高いと聞いたけど、実際どう?」「無料版と有料版の違いは?」「ビジネスで使いたい」
DeepLは、ドイツ発のAI翻訳サービスで、日本語を含む31言語に対応しています。Google翻訳と比較して、より自然な翻訳ができると評判です。
本記事では、DeepLの使い方を詳しく解説します。
DeepLとは
概要と特徴
DeepLは、ニューラルネットワークを活用した高精度翻訳サービスです。
主な特徴:
- 31言語対応
- 自然で流暢な翻訳
- 敬体/常体の切り替え
- 文書ファイル翻訳
- API提供
Google翻訳との比較
| 項目 | DeepL | Google翻訳 |
|---|---|---|
| 対応言語 | 31言語 | 130+言語 |
| 日本語精度 | ◎ | ○ |
| 自然さ | ◎ | ○ |
| 無料版制限 | 5,000文字/回 | 制限緩い |
| 文書翻訳 | 3ファイル/月 | 対応 |
| API | 有料 | 有料 |
DeepLの優位点:
- 日本語⇔英語の翻訳精度が高い
- ビジネス文書に適した自然な表現
- 編集にかかる時間を約2倍削減
料金プラン
個人向け
| プラン | 月額 | 特徴 |
|---|---|---|
| 無料 | ¥0 | 5,000文字/回、3ファイル/月 |
| Starter | ¥1,150 | 無制限テキスト、5ファイル/月 |
| Advanced | ¥3,650 | 20ファイル/月、用語集 |
| Ultimate | ¥7,300 | 100ファイル/月、高度な機能 |
ビジネス向け(チーム)
| プラン | 月額/ユーザー | 特徴 |
|---|---|---|
| Starter | ¥1,150 | 基本機能 |
| Advanced | ¥3,650 | 用語集、SSO |
| Ultimate | ¥7,300 | 高度なセキュリティ |
API
| プラン | 料金 |
|---|---|
| Free | 50万文字/月まで無料 |
| Pro | $25/100万文字 |
基本的な使い方
Webサイトで翻訳
- deepl.comにアクセス
- 左側に原文を入力/貼り付け
- 右側で翻訳言語を選択
- 自動で翻訳結果が表示
デスクトップアプリ
インストール:
- deepl.com/app からダウンロード
- インストール
- アカウントでログイン
使い方:
Ctrl + C + C: 選択テキストを翻訳- クリップボードから自動翻訳
- スクリーンショット翻訳
ブラウザ拡張機能
- Chrome、Firefox、Edge対応
- Webページ上で選択→即翻訳
- 全ページ翻訳機能
翻訳精度を高めるコツ
原文の書き方
1. 短く区切る
悪い例: 弊社は、お客様のニーズに合わせた最適なソリューションを
提供することで、ビジネスの成長を支援し、持続可能な発展に
貢献することを目指しております。
良い例: 弊社はお客様のニーズに合わせたソリューションを提供します。
ビジネスの成長を支援し、持続可能な発展に貢献します。
2. 主語を明確に
悪い例: 検討させていただきます。
良い例: 弊社で検討させていただきます。
3. 曖昧な表現を避ける
悪い例: いい感じに仕上がりました。
良い例: 高品質に仕上がりました。
翻訳後の調整
敬体/常体の切り替え:
- 翻訳結果をクリック
- 「フォーマル」または「カジュアル」を選択
代替訳の確認:
- 単語や文をクリック
- 代替案から選択
文書ファイル翻訳
対応フォーマット
- Word(.docx)
- PowerPoint(.pptx)
- Excel(.xlsx)
- テキスト(.txt)
- HTML
翻訳方法
- 「文書を翻訳」タブを選択
- ファイルをアップロード
- 翻訳言語を選択
- 「翻訳」をクリック
- 翻訳済みファイルをダウンロード
注意点
- レイアウトは概ね維持される
- 画像内のテキストは翻訳されない
- 複雑な表は崩れる場合がある
用語集(Glossary)機能
概要
特定の用語を指定の訳語で統一する機能です。
活用例:
- 社名・ブランド名
- 専門用語
- 製品名
設定方法
- DeepL Proにログイン
- 「用語集」を選択
- 原語と訳語のペアを登録
- 翻訳時に自動適用
登録例
| 原語 | 訳語 |
|---|---|
| 株式会社EMPLAY | EMPLAY Inc. |
| Webマーケティング | Web Marketing |
| お問い合わせ | Contact Us |
API活用
取得方法
- deepl.com/pro でアカウント作成
- アカウント設定でAPIキーを取得
基本的な使い方(Python)
import deepl
translator = deepl.Translator("your-api-key")
result = translator.translate_text(
"こんにちは、世界!",
target_lang="EN-US"
)
print(result.text)
# Hello, World!
文書翻訳
translator.translate_document_from_filepath(
"input.docx",
"output.docx",
target_lang="EN-US"
)
活用例
- Webサイトの多言語化
- ドキュメント管理システム連携
- カスタマーサポート自動翻訳
- Slackボット連携
ビジネス活用
活用シーン
1. 海外取引先とのコミュニケーション
- メール翻訳
- 契約書の下訳
- プレゼン資料
2. インバウンド対応
- Webサイト多言語化
- 製品マニュアル
- カスタマーサポート
3. 情報収集
- 海外ニュースのリサーチ
- 競合調査
- 論文・レポート読解
導入のポイント
1. 用語集を整備
- 社内用語の統一
- ブランド名の一貫性
2. ワークフローに組み込む
- 翻訳→レビュー→公開の流れ
- 担当者の役割明確化
3. セキュリティ確認
- 機密文書の取り扱い
- データ保持ポリシー
セキュリティ
データの取り扱い
無料版:
- 翻訳テキストはサービス改善に使用される可能性あり
Pro版:
- 翻訳後すぐにデータ削除
- サービス改善には使用されない
機密文書の注意
- 無料版での機密文書翻訳は避ける
- Pro版を使用
- または、社内システムにAPI組み込み
よくある質問
Q. 翻訳精度はどれくらい?
A. ビジネス文書では90%以上の精度といわれています。ただし、最終チェックは人間が行うことを推奨します。
Q. オフラインで使えますか?
A. Webサービスなので、インターネット接続が必要です。デスクトップアプリもオンライン前提です。
Q. 専門用語に対応していますか?
A. 一般的な専門用語には対応していますが、業界特有の用語は用語集機能で登録することをおすすめします。
Q. 日本語から中国語は?
A. 対応しています。日本語⇔中国語(簡体字・繁体字)の翻訳が可能です。
まとめ
DeepLは、高精度なAI翻訳で業務効率を向上させるツールです。
成功のポイント:
-
原文を工夫する
- 短く区切る
- 主語を明確に
- 曖昧表現を避ける
-
機能を活用する
- 用語集で統一性確保
- 文書翻訳で効率化
- APIで自動化
-
適切なプランを選ぶ
- 個人利用は無料版から
- ビジネスはPro版推奨
-
人間チェックは必須
- 最終確認は人が行う
- 特に重要文書は慎重に
まずは無料版で精度を確認し、業務に合えばPro版への移行を検討してください。
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※本記事の情報は2026年1月時点のものです。DeepLの機能・料金は更新される可能性があるため、最新情報は公式サイトをご確認ください。