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GitHub Copilot完全ガイド|AIコーディング支援の始め方から活用術まで

GitHub Copilot完全ガイド|AIコーディング支援の始め方から活用術まで

「GitHub Copilotで開発効率を上げたい」「使い方がよくわからない」「チームに導入したい」

GitHub Copilotは、AIがコードを提案・補完してくれるペアプログラミングツールです。Fortune 100企業の90%が採用する業界標準となっています。

本記事では、GitHub Copilotの使い方を詳しく解説します。


GitHub Copilotとは

概要と特徴

GitHub Copilotは、GitHubとOpenAIが共同開発したAIコーディング支援ツールです。

主な特徴:

  • リアルタイムのコード補完
  • 自然言語からコード生成
  • 複数言語対応(Python、JavaScript、TypeScript、Go等)
  • VS Code、JetBrains、Neovim等に対応
  • Agent Modeで自律的なコード生成

他ツールとの比較

項目GitHub CopilotCursorTabnine
強み安定性・汎用性AI特化IDEプライバシー
モデルGPT-4/Claude/Gemini選択可Claude/GPT-4独自モデル
価格$10/月〜$20/月〜$9/月〜
オンプレEnterpriseなし対応

料金プラン

プラン月額特徴
Free無料月50回補完、学生・OSS開発者
Pro$10/月無制限補完、個人開発者向け
Business$19/ユーザー/月チーム管理、ポリシー設定
Enterprise$39/ユーザー/月高度なセキュリティ、カスタマイズ

注意点:

  • 年払いで割引あり
  • 学生はGitHub Education経由で無料
  • OSSメンテナは申請で無料

導入方法

VS Codeの場合

  1. VS Codeを開く
  2. 拡張機能で「GitHub Copilot」を検索
  3. インストール
  4. GitHubアカウントでサインイン
  5. サブスクリプションを有効化

JetBrains IDEの場合

  1. Settings → Plugins
  2. 「GitHub Copilot」を検索
  3. インストール
  4. GitHubアカウントでサインイン

基本的な使い方

コード補完

コードを書き始めると、自動で候補が表示されます。

# ユーザー一覧を取得する関数
def get_users():
    # Copilotが続きを提案

操作方法:

  • Tab: 提案を受け入れ
  • Esc: 提案を却下
  • Alt + ]: 次の提案
  • Alt + [: 前の提案

コメントからコード生成

コメントで意図を書くと、コードを生成します。

// APIからユーザーデータを取得し、名前でソートして返す
// Copilotがコードを生成

Copilot Chat

チャット形式でコードについて質問できます。

使い方:

  1. Ctrl + I(またはCmd + I)でチャットを開く
  2. 質問を入力
  3. 回答を確認

質問例:

  • 「このコードを説明して」
  • 「このエラーの原因は?」
  • 「テストを書いて」
  • 「リファクタリングして」

効果的なプロンプト

良いコメントの書き方

具体的に書く:

# 悪い例
# ユーザーを処理する

# 良い例
# ユーザーリストから18歳以上のユーザーを抽出し、
# 名前の昇順でソートして返す

入出力を明示:

# 入力: ユーザーオブジェクトのリスト [{name, age, email}, ...]
# 出力: 成人ユーザーのリスト(名前昇順)
# 処理: 18歳以上をフィルタリングし、名前でソート

スラッシュコマンド

Copilot Chatで使えるコマンド:

コマンド機能
/explainコードの説明
/fixエラーの修正提案
/testsテストコード生成
/docドキュメント生成
/optimizeパフォーマンス最適化

Agent Mode(新機能)

概要

Agent Modeは、Copilotが自律的にタスクを実行する機能です。

できること:

  • 複数ファイルの同時編集
  • ターミナルコマンドの実行
  • エラーの自動修正
  • テストの実行と修正

使い方

  1. Copilot Chatで@workspaceを使用
  2. タスクを依頼
@workspace このプロジェクトにユーザー認証機能を追加して

注意点

  • 実行前に変更内容を確認
  • 本番環境では慎重に
  • バージョン管理は必須

マルチモデル対応

使えるモデル

GitHub Copilotは複数のLLMを選択可能:

  • GPT-4o: OpenAI製、バランス型
  • Claude 3.5 Sonnet: Anthropic製、コード品質重視
  • Gemini 1.5 Pro: Google製、長文コンテキスト

モデルの切り替え

  1. Copilot Chatを開く
  2. モデル選択ドロップダウンをクリック
  3. 使用したいモデルを選択

使い分けの目安

モデル向いている用途
GPT-4o汎用、迷ったらこれ
Claudeコード品質、説明
Gemini長いコンテキスト

チーム導入のポイント

Business/Enterpriseプランの機能

  • 組織全体のライセンス管理
  • ポリシー設定(許可するリポジトリ等)
  • 使用状況のダッシュボード
  • SSO/SAML対応
  • コンプライアンス機能

導入ステップ

  1. パイロット実施

    • 少人数で試験導入
    • 効果測定
  2. ガイドライン策定

    • 使用ルールの明確化
    • セキュリティポリシー
  3. トレーニング

    • 基本操作の研修
    • ベストプラクティス共有
  4. 全社展開

    • 段階的にロールアウト
    • サポート体制整備

セキュリティ考慮点

  • 機密コードの取り扱い
  • 公開リポジトリとの分離
  • 提案コードのレビュー

生産性向上のコツ

効率的な使い方

  1. コメントファーストで書く

    • 先にコメントで設計
    • Copilotに補完させる
  2. 小さく区切って生成

    • 一度に大量のコードを求めない
    • 関数単位で生成
  3. 提案を鵜呑みにしない

    • 必ずレビューする
    • テストで検証

やってはいけないこと

  • 機密情報をコメントに書く
  • 提案をそのまま本番投入
  • ライセンス確認なしのコピー

よくある質問

Q. 生成されたコードの著作権は?

A. 生成されたコードはユーザーが所有します。ただし、既存のOSSコードに類似する場合があるため、ライセンス確認は必要です。

Q. オフラインで使えますか?

A. いいえ、インターネット接続が必要です。コードはクラウドで処理されます。

Q. 会社のコードは学習に使われますか?

A. Business/Enterpriseプランでは、コードは学習に使用されません。個人プランでもオプトアウト可能です。

Q. どの言語に対応していますか?

A. Python、JavaScript、TypeScript、Go、Ruby、Java、C++など主要言語に対応。特にPythonとJavaScriptの精度が高いです。


まとめ

GitHub Copilotは、開発効率を大幅に向上させるAIツールです。

成功のポイント:

  1. プロンプトを工夫する

    • 具体的なコメント
    • 入出力の明示
  2. 適切な粒度で使う

    • 関数単位で生成
    • 小さく区切る
  3. レビューを怠らない

    • 提案の検証
    • テストの実施
  4. チームで活用する

    • ガイドライン策定
    • ベストプラクティス共有

まずは無料プランまたはProプランで始めて、効果を実感してみてください。


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※本記事の情報は2026年1月時点のものです。GitHub Copilotの機能・料金は更新される可能性があるため、最新情報は公式サイトをご確認ください。